キャリアアップを狙って転職
看護師のキャリアアップは転職をすることで実現することも可能です。看護師のキャリアアップをする転職はキャリアアップ転職と呼ばれますが、このキャリアアップ転職には2種類存在しているため、この2種類をそれぞれよく理解して、自分はどちらのキャリアアップ転職を選択するのかを慎重に考える必要があります。
プロフェッショナルを目指す転職
キャリアアップ転職の1つである、プロフェッショナルを目指す転職をするのであれば現在の診療科と同じ診療科、もしくは同じクラスの病院を選択する必要があります。プロフェッショナルを目指すのであれば、特定の看護分野の知識が深いこと、専門領域に関する知識と技術が高いという2点を意識します。
看護師としてプロフェッショナルを目指すのであれば、教育制度が整っている病院を選んで転職を考えます。一緒に働く看護師となる人の中にプロフェッショナルが在籍しているという点も重要なポイントです。こういった病院への転職を選択することで看護師のプロフェッショナルとして成長していくことが見込めます。
プロフェッショナルとなっていくためには、そもそも現場で発揮するための資格を持たなければ意味がないということもしっかりと理解しましょう。現状では看護師としてランクの高いキャリアアップをするためには専門・認定資格を取得することが好ましく、給与面で待遇が厚くなるといった特典は少ないですが現場での看護師としての存在意義が変わってきます。保健師や助産師を目指すということもプロフェッショナルを目指していくことにつながります。
ジェネラリストを目指す転職
ジェネラリストの看護師を目指すのであれば幅広い知識を有している必要がありますので、経験したことのない診療科や管理職を目指して転職をすることが大切です。ジェネラリストは看護師としての幅広い知識と看護技術を持っていること、そしてどの患者でも自身の看護を提供できることが必要となります。
ジェネラリストの看護師を目指すにはプロフェッショナルの看護師を目指す場合とは異なり、幅広い看護技術を身につけるために常に自分が知らない分野について知っておくことが必要です。そのため多くの診療科がある病院に転職をすることが近道と考えられます。クリニカルラダーが整っている病院や設備が整っている病院であることなども意識して転職先の病院の候補を選んでいくことが好ましいです。そして異動がある病院であればなおジェネラリストの看護師を目指しやすいと言えます。